秋の味覚!銀杏が臭い理由はイチョウの生存をかけた戦略だった!?

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イチョウの葉っぱが作り上げる黄金の絨毯。

「もう、秋なんだな~」

秋の風を感じながら歩いていたら、

突然嫌な感触が…。

靴底には潰れた銀杏が付いていて、

思わず顔をそむけたくなる程の強烈な臭いがしてきます。

食べると美味しい銀杏ですが、

なぜあんなにも強烈な臭いを発生させるのでしょうか?

銀杏の中にある酪酸とペプタン酸が臭い理由

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銀杏の臭いの原因となるのは、

「酪酸」と「ペプタン酸」の二種類です。

それぞれの臭いの特徴を見ていこうと思います。

酪酸

読んで字のごとく、牛乳が腐ったような臭いがします。

身近に牛乳が腐ったような臭いなんてないように思いますが、

人間の皮脂にもこの臭いの成分が含まれているのです。

一番身近なのは、足の臭いでしょう。

ブーツなどで蒸れた足は、かなり強烈な臭いがしますよね。

それと同じ臭いが、銀杏からするのです。

ペプタン酸

こちらは、腐った油の臭いです。

油が腐るまで放置するなんて事、まずないですよね。

だから、ピンと来ないかもしれませんが

添加物の1つとしてタバコに入っています。

なので、タバコの臭いと似ていると思えばいいかもしれません。

汗やタバコが混じったような臭いが銀杏からはするのです。

思わず顔をそむけたくなるのも、納得です。

銀杏がこんな強烈な臭いを出す理由もちゃんとあります。

自分の実を守るためです。

強烈な臭いは、カラスでさえ近づきません

イチョウの繁殖能力は高いのですが、

花粉を遠くまで飛ばすことはできないので

幅広く分布することができません。

だから、他の植物のように実を食べて貰って

種子を運んでもらうのが一番なのにイチョウはそれを拒否しているのです。

ちょっと変わった性格の持ち主のようです。

そのせいで、一度絶滅しかけた事もあるそうですよ。

今は、人の手を借りて繁殖を助けてもらっているのです。

何気なく見ているイチョウですが、

なかなか興味深い植物ですよね。

銀杏は体に良いけれど食べすぎには注意


臭いについて分かったところで、

銀杏による中毒もお話ししておこうと思います。

成人なら、銀杏で中毒を起こすことはまずありません。

しかし、小さい子は中毒を起こす可能性があります。

銀杏には、イチョウから生成される

「ギンコトキシン」という神経毒が含まれています。

これは、加熱しても消えません

銀杏中毒の症状として、

嘔吐や痙攣、呼吸困難などがあります。

他にも、不整脈やめまい、発熱なども出る場合も。

自分で処置することは出来ないので、

すぐに救急車を呼びましょう

中毒症状が起こる原因は、

神経伝達に必要なビタミンB6が関係しています。

ギンコトキシンは、ビタミンB6の主成分と似た構造をしていて、

B6の働きを邪魔してしまうのです

だから、神経伝達が上手く行かず嘔吐や痙攣などの症状が発症します。

今の時代、成人ならビタミンB6が不足していることは考えにくいので

中毒症状は起きにくいでしょう。

しかし、昔は栄養状態が悪かったので

成人でも中毒を起こす人は沢山いました。

成人でも、抗生物質や抗結核薬を飲んでいる場合は

ビタミンB6の働きが鈍っているので要注意です。

一日に食べる銀杏の量ですが、

成人なら40個、子供なら5個以下がいいとされています。

しかし、ギンコトキシンを医薬品として考えた場合

成人は20個、15歳までは3個、7歳未満は禁止となっているようです。

なので、万が一を考え7歳未満の子にはあげないようにしてください。

まとめ


銀杏が臭い理由や銀杏の中毒についてまとめてみましたが、

参考になりましたか?

銀杏の中毒は甘く見ていると、

取り返しのつかない事になる可能性もあります。

食べすぎには気をつけ、子供にはあげないようにしてくださいね。

小さい子は大人が食べるものには何でも興味を示しますが、

「これは、子供が食べるとお腹イタイイタイになっちゃうよ」

と教え、危険なものだと分からせるといいかもしれません。

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